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 するめいか


するめいか

 スルメイカ科には他にバカイカ、トビイカ等があります。この科の中だけでなく、イカ全体で見ても、日本人の食べるイカは、圧倒的にこのスルメイカが主役です。下の写真の中央付近の黒い部分が口で、手の付け根に位置します。その手に赤茶色の小さな斑点が見られますが、これは色素細胞の集まりです。この状態では細胞が活きているので、触ると明滅します。時がたつと細胞が壊れて、全体につながって赤黒く変わります。
 伊東ではスルメイカは釣りと定置網で漁獲されます。釣りでは傷のないきれいなものが獲れますが、定置網では、水を離れる最期の時が迫ると、まさに阿鼻叫喚の地獄図となり、イカ同士はもちろん、一緒に網に入った高級魚にも噛み付き放題で、惨憺たる状態を見せることもあります。
 胴肉は刺身や加熱調理全般に向きます。ゲソやミミは固くて食べにくいのですが、味は胴肉以上と言う人も少なくありません。
 肝はイカの味と栄養の宝庫で、塩辛など、日本人の食文化そのものと言う気もします。でも、安全性も考えると、手放しで礼賛はできなくなっています。


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