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 全国どこにでもいるマイワシ。体側に7つの斑点があることから七つ星とも呼ばれています。また「海の米」と称されるように、日本人にとっては当たり前の物であって、かつ無くてはならない魚です。
 ニシン科に属する魚はニシン、マイワシ、サッパ、ヒラ、とありますが、一般になじみ深いのは、現在ではマイワシだけでしょう。もちろん歴史を紐解けば、ニシンが押し寄せた時代があり、消費面でそれが各地に根付いたものが、今もあります。けれども、現在食べられているニシンはほぼ100%が輸入品ですから、今を考えるなら、やはりマイワシです。と言いたいところですが、マイワシも危うくなってきています。
 1986年をピークに、その後減り始めたマイワシが21世紀に入って、いよいよ末期の様相を呈して来ました。なんと輸入が始まったのです。国内に豊富にあって安価なものは輸入されないのが常識ですから、そうでなくなったことを意味するのです。商社にとっては、単にアイテムが増えただけで、売り上げ増を喜んでいることでしょう。しかし、漁業から、冷凍、加工、流通まで、国内産地の受けている打撃は相当のものです。実は伊東も被害産地の一つです。
 科学的には原因はともかく魚種交代が起きた、ということですが。
 魚を食べると頭が良くなる、と言われてEPAやDHAの機能が取りざたされるようになったのが1990年代の初めです。そんな事を言われなくても、マイワシは十分おいしい魚なのに、以前は安価なために馬鹿にされてきたのかもしれません。
 獲れたてなら刺身で、震えがくるほど旨い。塩焼きも、飽きの来ない旨さは、サンマ以上。伊東での旬は夏から秋です。


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