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伊豆・田舎暮らし・情報

essay-気の向くままに
鈍行列車の旅 その1 女子高生、やったね!

 今年も鈍行列車の小旅行をしました。
私のふるさとは長野。親、弟妹は今もそちらに健在なので、年に一度くらいは帰省します。「ヒョウケイ訪問」が目的で、急ぐ必要の無いときは往復とも鈍行列車を利用します。18キップをしっかり握り締めて、ドンコ、ドンコと・・

熱海、富士で乗り換えて身延線、中央線と乗り換えながら行きますが、この身延線が好きで、往復にそれぞれ一日かかるのも苦にせずこのコースを選びます。走行もゆっくりなことに加えて、いくつかの駅では15〜20分も停車することもあるのですが、山間を川に沿って上っていく路線は四季折々の景色が楽しめて、退屈しません。

今回はお盆にぶつけたので、いろいろな人の乗り降りがあり、これらの人々の姿をを眺めていても飽きませんでした。その列車旅で、ちょっと心に触れた人たちとの出会いがありました。

-----熱海駅で-----
 東海道線下り浜松行きの列車に乗りました。発車まで1〜2分という頃、小1くらいの男の子が飛び込んで来て、ハッとした表情で辺りを見回し「おかあさん、おかあさん、どこっ?」と叫び出しました。叫びながら泣き出しました。

その子のすぐ近くにいたのは7〜8人の女子高生たち。部活でどこかに試合に行くらしい格好でした。彼女たち最初は黙って見ていましたがそのうちに1人が「ィヤー、どうしよう」と声を上げると、他の1人が「ボク、お母さんもこの電車に乗ったの?」
男の子はっきりと「乗ったと思う」
女子高生「お母さんの電話番号わかる?」
男の子「090**********」これがすごい早口だったので、高校生たちどっと、(でも遠慮がちに)爆笑
女子高生「ボクの名前は?」
男の子「○○○○」これもさっきと同じ早口で。

ケイタイを耳に当てながらホームをキョロキョロしていたら、お母さんが走ってきました。
「どこに行ってたのよぉ! (高校生に向かって)すみません、ありがとうございました。」

車内はホッと安堵の雰囲気。
女子高生さん、お見事でした!思わず拍手したくなりました。
実際には女子高生のケイタイが母親を呼んだのではなかったのですが、「ケイタイで」と機転を利かせてくれたことが、事態を見守っていた人たちをとりあえず落ち着かせいてくれたのです。

普段、短いスカートに化粧・茶髪の高校生には好感を持てませんでした。(我が家の男子高校生だって親の目の届かない所では、はみだしシャツにずりおちズボンかもしれないんですけど・・)
今回の光景を見て、とっても安心しました。いざと言うときは、こんなに頼りになるんだって。だから、大人が彼ら、彼女らをもっと信頼して接したら相手も素直になるのでは?これは甘い・・ですかね?
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